クールな彼の甘い素顔
寝ている彼



ピンポーン...



今日が熱くなく涼しいくらいの気候でよかった。



そのおかげでわたしは翔くんの家まで軽やかに走り抜けることができた。



インターホンを押してから、ドアノブに手をかけてみると、開いていたためわたしはゆっくりと扉を開ける。



「翔くん、わたしです。
入るよ...?」



ものすごくシンとしていて、まるでわたしはドロボウみたいだ。



「翔くん...?」



ドアが開いていたから、いないことはないと思うんだけど。



凌くんのいつも履いている運動靴がなくて、凌くんはまだ帰っていないことはわかった。



小学校はもう終わってるはずだから、友達と遊びに行ったのかな?


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