姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③
彼は、小夜子よりも先にその話を聞いていた。
金銭的に余裕があるとはいえ、
やはり理不尽な理由で治療費を負担するのは嫌だったし、
何より『守護者』の存在が、魅力的だった。
孝は一度病院送りにされているし、小夜子も殺されかけた。
これならきっと、例え今までと同じ事をしたとしても、
命を落とすような心配はないのだろう。
乙矢が放火された時も、組織の雪妖のお陰で無事に脱出出来たのだという。