姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③



乙矢が、数日前に起こった殺人事件の事を話していたのを思い出した。

その被害者というのが近くの大学の学生で、

被疑者として浮上したのが、月代だったのだ。
 
そして、その「尻尾を掴むように」と、

小夜子は乙矢に仰せつかったのだった。

「それ、俺が持とうか?」
 
カゴを指差して、訊かれた。

「いいですよ。このくらい持てますから」



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