姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③



店長は、のっしのっしと近付いて来る。
 
数人のパティシエ達が、目を手で覆い、

俯いたり天井を仰いだりしているのが目に入った。
 
横にいる豊丸まで、溜息を吐く始末だ。

(っていうか、俺の生命の危機がそんな溜息一つって……!)
 
しかし、店長が持っていたのは、

栗の甘露煮の缶のプリントが入った、古びた段ボールで。



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