吸血鬼と愉快な嫌忌者達。


眩い光から逃げるように目をつぶっていた私。

目を開けると学園長もハルバルトさんも目をパチクリしている。

何が驚くことがあるのだろうか。

私はギフトの召喚方法は知らないけど、転入試験にするくらいだから2人は知っているはず。

私はともかく2人が驚くなんてほぼありえない筈なのに、

何で2人は驚いているのだろう?

「……どうかしましたか?」


「…っあぁ、いえ。すみません、少し驚いてしまって。

普通ならば、ギフト召喚で光が現れることなんてないもので。」


ハハハ、と苦笑いを浮かべるハルバルトさん。

どうやら私は魔界の幹部ですら知らない現象を引き起こしてしまったらしい。




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