シ者-nagisa-

~渚side~


企画部の仕事の中で
私はこの作業が1番嫌いだった。

地味だし、こうして
紙で手を切ってしまうし
別に粗品なんて挟み込まなくても
いいんじゃないかとさえ思えてくる。

マッシュくんが差し出してくれた
絆創膏を貼るとため息がこぼれた。

渚「本当嫌になるよね。
紙で手は切れるし地味だし
何でこんな事しなきゃ
いけないんだろう。」
< 45 / 374 >

この作品をシェア

pagetop