拝啓、ファインダー越しの君の世界へ
「おはよう、花世さん。」
「おはよ、香。」
寝室からリビングに出ると、朝から味噌汁のいい香りと慣れた手つきでお皿を並べるエプロン姿の香が迎えてくれる。
「今日は卵焼きにネギ入ってる」
「そうそう、花世さん好きでしょ?」
いただきますと挨拶をして卵焼きを頬張る。
うん、私好みの味だ。
「さすが4年も一緒に居るだけある、って顔でしょ?」
合ってるでしょと言わんばかりにふふっと笑いながら私を見る。
そう、あれから私と香はルームメイトになった。