朧咲夜4-朧なはなの咲いた夜-【完】
「まさか咲桜ちゃんが斎月姫とご対面するまでになるとはねー。もう少し後かと思ってたよ」
「……こいつが日本出たら言うつもりだったんだよ」
「あ。やっぱ斎月姫、外国(そと)出んの?」
「その呼び方やめてください。中学は義務教育ですからね。一応卒業はしてからかと」
中学って一応で出るもんなのか。
進学校に在籍しながらも勉強は「………」な私、目が点になった。
「ふーん。こっちも淋しくなるねー」
「大丈夫です。三人は残していきますから」
「……わー、賑やかー」
降渡さんが平坦な声で、ぱちぱち手を叩いた。
「斎月姫、主咲は相変わらず?」