朧咲夜4-朧なはなの咲いた夜-【完】
「めっちゃ怖いですよっ?」
「羨ましいです! 女の子っってきらきらしてて可愛いじゃないですか! 斎月もすっごい可愛いし!」
「待て咲桜! この単細胞に色仕掛けるな! とんでもない奴がついてるから!」
「ぶはっ!」
それぞれ噛みあわない主張をしていると、離れた場所で盛大に吹き出す音が聞こえた。
「………」
首を巡らす。
流夜くんと斎月は誰がいるのかわかっているのか、特に驚いた様子もない。
「お前らすげーなー。色んな意味でー」
「うっさい」
流夜くんが憮然と腕を組む。
離れた位置のカウンター席を立ってきたのは降渡さんだった。
私たちのいるテーブル席の向かいのカウンター席に腰かける。