言葉はいつも想いに足りない

でも、知ったんだ。
理由をつけて受け入れるよりも
ワガママでも自分本位でも
想いに見合わない言葉を伝える事が
何よりも大切だと。

伝わなくても、半分の想いしか
伝えられなくても
君に話したい事があると。

仁「悔しいよ。葵にそんな風に
言わせてしまう自分の事が悔しい。
でも、ワガママだけど自分本位だけど
俺は匠海とも葵とも暮らしたい。
その気持ちは変わらない。
だけど、葵が受け入れられないのなら
葵のために部屋を借りる。別れたくない。
別々に暮らしながら今まで通り付き合おう。
葵に判断を任せる事になって
申し訳ないけど、それが俺の
気持ちの全てだから。」
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