色んな方法でダイエットしてもダメだった人へ
4章 433食事法を理解しよう
 ウエイトトレーニングのプランが出来上がったら、あとはそのプランを実行するだけというわけにはいきません。
 ウエイトトレーニングの効果を最大限に発揮するためには、「食事に関する理論」を理解しなければなりません。
 これまでに述べてきたように、ウエイトトレーニングとは筋肉を破壊することです。
 破壊された筋肉は超回復することによって初めて強く大きくなります。
 超回復を起こすためにはしっかりとした休養と栄養が必要になります。
 休養に関しては、しっかりと睡眠を取ることを心がけていれば、後はウエイトトレーニングのプラン通りにトレーニングをしていれば問題ありません。
 しかし、栄養に関しては気を付けなければならないことが多くあります。
 この章では、ウエイトトレーニングを行う上で心掛けなければならない食事について説明したいと思います。

 みなさんは普段どんな食事をされていますか?
 あなたが毎日何を食べているかということはもちろん大切ですが、いつどの頻度で何を食べるかということもウエイトトレーニングをする上では考えなければなりません。
 一般的な人たちの食事についてまずは分析してみましょう。

 とある一般女性の食事

 朝食 食パン、目玉焼き、コーヒー

 昼食 外食またはジャンクフード

 間食 パンケーキ

 夕食 ごはん、野菜炒め、汁物

 ごく普通の食事内容です。
 しかし、ウエイトトレーニングを行う上ではこのような食事内容は不適切ということになります。
 では、どこが不適切かを見ていきます。
 まずは上記の食事内容から推測される栄養価について見ていきたいと思います。
 ここでは大きく3つの栄養素に着目します。
「炭水化物」「タンパク質」「脂肪」の3つです。
 上記の食事内容であれば、おそらくこのような数値になると思われます。

 炭水化物  230グラム(約920キロカロリー)
 タンパク質 30グラム(約120キロカロリー)
 脂肪    50グラム(約450キロカロリー)

 一日の摂取カロリーは約1500キロカロリーです。
 普遍的な女性の食事としては問題ない食事なのですが、ダイエットのためにウエイトトレーニングをされる方にとってはこの数値は不適切なのです。
 まず着目してほしいのが、炭水化物と脂肪の多さとタンパク質の少なさです。
 比で見てみますと、
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