色んな方法でダイエットしてもダメだった人へ

　炭水化物：タンパク質：脂肪＝９２０：１２０：４５０となります。
　比の割合が１０になるように計算しますと、
　炭水化物について、１０×（９２０／１４９０）＝９２０÷１４９≒６
　大きく見積もって、摂取カロリー全体の６割を炭水化物で摂取していることになります。
　脂肪が３割、タンパク質が１割ですので、
　炭水化物：タンパク質：脂肪＝６：１：３となります。
　ウエイトトレーニングでは次の黄金比があります。
　炭水化物：タンパク質：脂肪＝４：３：３
　この４：３：３となるようにカロリーを摂取する方法を４３３食事法と言います。
　この食事法では、一般の食事に比べて炭水化物が少なく、タンパク質が多いことがわかると思います。
　それには理由があります。
　筋肉の主成分は水とアミノ酸です。アミノ酸を生み出すにはタンパク質が必要なのです。
　上記の食事の場合ですと、夕食のごはんや昼食のジャンクフードやパンケーキを大豆に変えてみるといいでしょう。
　すると、炭水化物が下がりタンパク質が増え、４３３食事法に則った食事になります。

　筋肉を作るためにはタンパク質が大切だと話をしました。
　しかし、タンパク質を摂取する上でもう１つ大切なことがあります。
　それは、１度の食事で体に取り入れることができるタンパク質には限度があるということ。
　たとえば、タンパク質を摂取しようと朝食に鶏肉を１キロ食べようとしても意味がありません。
　１度の食事で体に取り入れることができるタンパク質は３０グラムまでと言われています。
　ですので、タンパク質は１日に４回ぐらいに分けて摂取する必要があります。
　それを踏まえて、食事の一例を考えてみました。

　４３３食事法に則った食事内容

　朝食　焼きサバ、ごはん、きのことほうれん草の味噌汁

　昼食　鶏肉のサラダ

　間食　大豆７０グラム

　夕食　ごはん、冷ややっこ＋薬味、煮干し大根添え

　上記の食事では炭水化物が少なく、代わりにタンパク質が多くなっています。
　ダイエットをする上でウエイトトレーニングをする場合はこのような食事が適していることになります。
　食事の用意が難しい場合にはプロテインなどのサプリメントを使用しても構いません。
　プロテインは粉末大豆を主成分にしていますのでタンパク質を豊富に摂ることができます。