アスカラール
「なっ…!?」

それがどうしたとでとも言うように答えた美都に、沙保は絶句した。

「ず、ずいぶんと積極的に攻められているのね…。

しかも包み隠さず、ストレートに愛の告白をするうえにキスまでって…」

沙保は暑い暑いと言わんばかりに手で自分の顔をあおいだ。

「そ、それだけ愛されているならば、特に心配することなんてないんじゃない…?

と言うか、これと言って心配する要素が特に見当たらないんですけど…」

(聞いた私が恥ずかしい思いをするって何なの?

それを平気で答えちゃった美都はバカなの?)

沙保は両手で隠すようにして顔をおおった。

「心配とかじゃなくて…」

美都はそう話を切り出すと、
「私は、自分がどうしたいのかよくわからないの」
と、言った。
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