もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



最近、拓叶の優しさに胸が痛くなる。


優しくされる資格ないんじゃないかって。



「…ごめん。」



それだけを言い残して、一人中庭テラスを出た。


ただただ、拓叶に優しくされる自分がどこか悔しくて悔しくて…



《ドンッ…─────》



誰かにぶつかってバッと顔を上げると…



「伊織…」


『藍、何かあった?』



目を逸らしたあたしの手を伊織は掴んだ。


『藍』ともう一度優しく名前を呼ばれて、気が付くと涙が零れ落ちた…




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