もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
そして、龍也くんは口を開いた…
『あの日…藍のお母さんに言われたよ。
娘と付き合うのを辞めないと、警察に俺を突き出すって…』
「…っ、そんな」
警察に!?
…確かに、お母さんはあたしが付き合ってからイライラが増していた。
理由なんて簡単、あたしが外に出る時間が増えるからだ。
その間、お母さんのイライラした気持ちをあたしに矛先を向けることが出来ず、ストレスを溜め込むことになるからだ。
もちろん、家に帰るとすぐに至福の時間は終わり、髪を引っ張られ、頬をひっぱ叩かれ、お腹を何度も蹴られた。
『俺と付き合ってから、余計に藍の傷が増えていっていることは知っていた…。』
「…」
『お母さんの言葉で、藍を助けるつもりが、余計に傷つけるハメになっていたと…改めて気付いたんだ』
龍也…くん
一歩、また一歩と龍也に近づく…
まだ小さく震える肩…手…
その手に触れると、龍也くんははっとあたしを見た。
そして、俯いて肩を震わせて泣いた…