もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



耳元で啜り泣く拓叶の声…



「拓叶?」


『もう…誰も失いたくなくて…』


「うん」


『だから…母さんみたいにもし、藍が離れたらって思うと…それで』


「あたしは拓叶から離れたりしないよ?
ずっとずっとずーっと、傍に居たい。」



でもね、一緒に居たいからこそ、互いに本気でぶつかり合って、気を許し合える存在になりたい。


作った自分を好きになってもらうなんかより、本当の自分を見せ合ってより、好きを深めようよ?


それじゃ…ダメかな?




< 246 / 276 >

この作品をシェア

pagetop