もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




もう二限目、始まった。


結局、クラスのみんなから逃げて教室に行けなかった。

行こうとすると足が震えた。

昨日のお昼時間の出来事が頭を過ぎったからだ。


みんなが怖い。

あたしを見る目が痛い。

会いたくない。

誰にも見られたくない。


震える両手で頭を抱える…




『ここに居たのかよ、藍』



声のする方に顔を上げると、そこには内山くんが立っていた。



「なんで…」


『なんでって、お前が学校に来てねーの変だろ?』


「…」


『手、震えてる』



そっとあたしの右手をぎゅっと握る内山くん。


その手の温かさに涙が溢れた…


バカだ…あたし。


昨日も泣いたじゃん!

なんで、内山くんの前でこんなに泣くの!?


なんで…





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