もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



内山くんの左手があたしの頭を優しく撫でてくれた。


優しく、しないでよ。



『まぁ、落ち着け。
ゆっくり、話し聞いてやるからよ』


「ひくっ…ひくっ…」


『よしよし』



ごめんね。


内山くん。伊織。


それに、お母さん。お父さん。


生まれてきてごめんなさい。

いっぱい迷惑かけてごめんなさい。


もう、生きる気力なんてないよ。





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