もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開
そんな真剣な眼差しで言われても…
『ったく。
ほら、行くぞ』
そう言って内山くんはあたしのバッグを軽々と持ち上げて歩いていく。
「ちょっと、内山くん!?」
『拓叶』
「え?」
『拓叶って呼べよ』
一度立ち止まって、振り向いて笑った内山くん。
「拓叶…」
『ふっ、もじもじしてっと、置いてくぞ?』
「な、待ってよ!」
慌てて拓叶の後ろを追いかける。
行くって言ったって、まだ学校あるのに。
ちゃんと授業受けないと…
って、今のあたしじゃダメだな。