もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開



いくら龍也くんと付き合っていた時でも、あれは彼氏と思ってたから…


でも拓叶は友達…なわけで。



『バカ、襲ったりしねーよ?たぶん』


「た、たぶんって!?」


『まっ、でもこれでお前も男遊びできねーな』



ニヤッと笑った拓叶の笑み。



「しないよ。もう…」


『つか、俺が触らせねーけど』


「へ?」


『ははっ』



ははっ、じゃないよ。


紛らわしい言葉やめてよ…


あたしのこと、好きでもないくせに。


そうだ。


たまたま最近仲良くなった子が困っているから仕方なくって事だもん。


だけど…



「ありがとう」



すると爽やかに笑って頷いた。


この時々見せる無邪気な笑顔…

そこにどこか惹かれるあたしがいた。





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