もっと、めちゃくちゃにして。←ベリーズカフェ限定公開




でもバッグの中にあたしの物、一通りは入ってる…


普段から制服だから、もちろん私服の種類は少なくて。


おしゃれしたいのに…って思うけどなかなかする機会もなく休日を過ごしてきた。



『疲れたな…』



そう言って、ネクタイを下ろして第三ボタンまで外されて鎖骨が露になった…



「わっ…」


『ん?』


「いや…えっと」


『ふっ、なに顔赤く染めてんの?』


「なっ、染めてない!」


『どーだか』



優しいんだか…意地悪なんだか…


でも、やっぱり優しさが勝ってる。



「ほんとにいいの?泊めてもらって」


『泊めるんじゃなくて、住むんだよ』


「うっ…」


『なに、そんなに俺と一緒が嫌?』


「そんなわけない!」


『はは、正直なやつ。
なら、いいじゃん…てかお前を一人にしたくねーから』



そう笑って、拓叶はベッドに寝転がった。


…。


待って。




「敷布団ってあるの?」


『は?あるわけねーだろ。
このシングルベッドで一緒に寝んだよ?』



…………え?




待って。


いよいよ頭がパンクしそうだー!!!!


ど、どうしよう!?





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