あの夏、君に恋してる
「夏空は良いよな〜。モッテモテだし。もう後輩から目つけられてんの。ちぇ。」


高校生活も2年目に入って、1週間。
在校生代表だったせいか、俺は1年生からの目線にそろそろうんざりしていた。


「あのなあ、好きじゃない子にモテても仕方ねえの!疲れるんだからな〜優しくすんの!」


「はいはい、イケメン王子様の愚痴なんぞ誰も共感できませんよーだ。」
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