"鬼"上司と仮想現実の恋
「部長…」

部長の瞳が揺れる。

「好きです…部長。」

次の瞬間、部長は緩やかに微笑んで言った。

「俺も好きだよ、暁里。」

今度は水なしの口づけが降ってきた。

優しい触れるだけの口づけ。

部長はそのまま私を抱きしめる。

「今夜の事は、ちゃんと覚えてろよ。」

部長は私を抱きしめながら、髪を優しく撫でた。

< 99 / 407 >

この作品をシェア

pagetop