艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~

「葛城さん」

「中々戻ってこないから、心配した。具合でも悪いのかと」


すぐ間近まで彼が近づき、私は立ち上がる。
すると、彼の手が私の頬を包み込む。それから、私の後ろにいる柳川さんに視線が向けられ、その時、ピリ、と空気が冷えた気がした。


「柳川さん、どうしてこちらに?」


彼にしては、ストレートな問い詰め方だった。


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