艶恋婚~御曹司と政略結婚いたします~
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ベッドが軋む。
肌を滑る彼の唇が熱く、小さく身体が震えた。

首筋から鎖骨へ流れ、くぼみに舌を這わされて、思わず零れた喘ぎが寝室の空気を震わせる。
仰向けに寝かされた私の体に伸し掛かる彼は、それでも体重をかけないよう最大限に気を使ってくれていて。愛撫もとても、ゆっくりとしたものだった。

胸の膨らみを下から持ち上げ、そこへ彼の唇が降りてくる。
柔らかな肌を優しく優しく、啄んだ。

それがとても、もどかしい。
羽でくすぐるような優しさで、唇が胸の柔肌をくすぐる。
震えるほどに優しくて、悶えるほどにじれったい。

大きな手と唇から与えられる柔い刺激が苦しくて、もがいて上がった両手が彼の肩にすがった。

胸の愛撫を受けながら、膝をこすりあわせる。
そんな私の反応を始めから理解しているかのように、彼の大きな手が立てた膝に置かれる。
そこから感触を確かめるように肌を優しく揉みながら、内腿を伝った。
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