苦いアメ
「い、いえ。決まったからにはやり遂げます!」

つい大きな声で言ってしまったから、廊下に私の声が響いてしまった。
そのため、周りの人達からジロジロ見られた。

さ、最悪…恥ずかしい…


そう思ってると、上からフッ…と鼻で笑う声が聞こえた。
なんで鼻で笑うのよ!って思いながら、キッと睨みつけた。


「声でかいんだよ。行くぞ」


と、春木雅はそう言い、スタスタと歩き始める。


「えっ、ちょ、待ってください!」


この男、歩くの速すぎ!
社長室で会った時は正論だったけれど失礼だったし、さっきみたいに鼻で笑うし…嫌な人!


彼の背中を追いかけながら、そんなことを思った。
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