この手をぎゅっと、離さないでね?
光琉くん…。
あのケンカがあって以来、話してもないし姿も見なかったからこうして顔を合わせたのは2週間ぶり。
歯が折れたって聞いたけど、登校してきてるってことはもう大丈夫なんだよね?
顔のあちこちが青くなっていた光琉くんだけど、それももうすっかりよくなっているみたいだからホッとした。
って……安心してる場合じゃないや!
もしかしてまたケンカになる!?
「いちいちうっせぇなぁ…。お前に用はねぇよ、仙崎」
なんて、少し身構えたりしたけれど光琉くんは洋くんには見向きもしなかった。
バチッ、と光琉くんと視線が絡まる。