恋してる女の子って最高に可愛い





ピピピピッピピピピッ




「ふあ…ぁ…眠い」




顔を洗ってお母さんの所に行く。




お母さんはやっぱり、既に何個かおかずを作っていた。




「お母さん、おはよう」




「おはよ、今日は何作るの?」




「今日も出し巻き卵とたこさんウインナー作りたいな、っていうか食べたいな…」




「わかったわ、あら?美羽、昨日泣いたでしょ」




「え、なんでわかるの??」




実は寝る直前にも泣いていたのだ。




「わかるわよ、ほら…目こすったあとあるし、少し目も充血してるわ」




「え、学校行くまでに治るかな…??」




「少し良くなる方法教えてあげるわ、タオルを濡らして軽くしぼって、電子レンジで温めるとホットタオルが出来るでしょ?それをじっとして目の上に乗せてると少し良くなるわ」




「そっか、ありがとう!やってみる!」




お母さんに教えてもらったようにタオルを濡らして軽くしぼって、電子レンジでチンして温めた。




目の上に乗せると、すごくじんわり目の奥が温まるようなそんな感じがした。




しばらくして、ホットタオルが冷めたあと、私はお母さんと一緒にお弁当のおかずを作った。




今日はご飯も混ぜ込みご飯を作った。




「じゃあ、お仕事行ってくるわね」




「行ってらっしゃい!」




「だいぶ良くなったわね」




「そう…?よかった!お仕事頑張って!」




お母さんにお父さんのことはまだ言わなかった。




でも、いつか聞いてみよう。近いうちに。




使った食器やフライパンを洗い、お母さんが洗濯をしてくれた服を干して、学校に行く準備をして、麗香の所に向かった。




「麗香おはよう」




「おはよ、昨日どうだった?」




やっぱり聞かれると思った。




「昨日行った喫茶店が昔私とお父さんが行ってた場所だった」




「そ、そうなの!?」




「お店の人の話聞いてたから昨日は何一つ勉強出来なかった、だから今日から頑張るね」




「あ、うん…無理しないでね?」




「ありがとう」




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