借金取りに捕らわれて 2
「加納さん、お前のこと迎えに来たんだろ?なんで帰すんだよ。」


ソファーを挟んだ先で、武は棚に置いてあった一眼レフカメラを手に取り、矯めつすがめつ見ていた。


「待たせとくのは悪いだろ。」


「なら、お前帰れよ。加納さんも暇じゃなないんだからな。」


加納さんも加納さんで、引きずってでも武を連れていってほしかった。


「さっきも言ったが、拓海さんも来るんだぞ。」

「俺も久し振りに拓海さんに会いてーし。」

「お前な、自分の立場ってもんが分かってないだろ。」


拓海さんは刑事、武は下っぱとはいえ極道。

ここなら誰かに見られる心配はないと思うが、見られたらまずい組み合わせだ。


「よお。なんだ、小寅も一緒か。」


そんな心配をしているうちに、拓海さんが来てしまった。




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