借金取りに捕らわれて 2
が、そこまで妄想したところで、頭の中で現実が囁いた。



【このタイミングで言った理由は?】



そう言うことだよね…

「つまり、雪斗君と私を会わせないために同棲するってことですよね?」

それを自覚すれば冷静になること、一瞬。

それ以外ないのに、いきなり同棲とか言われて自分でも予想外な程ビックリしちゃったよ…

これまでの人生で"同棲"なるものに出会ってこなかったからかなー

貴久の時だって…

あの時は、貴久も重要な仕事を抱えてて、私も社長に付くことになって忙しくて…

結婚したら一緒に住むで良いよねって、二人とも同棲の"ど"の字も出さなかったし、結婚前に一緒に住むことさえ考えてなかった。

それが、ここで出会うことになるとは…


「ヒロの希望通り、俺とあいつが顔を合わせることはなくなるし、俺の希望通りヒロとあいつが会うこともなくなる。良いアイディアだろ?」


< 138 / 147 >

この作品をシェア

pagetop