サーペンディス 天秤に架けられた少女
これから



「お前の覚えている範囲でいい。覚えている事を話してくれ」

 私は回想した。
 覚えている事と言えば、目が覚めたらレオナさんのベッドに寝ていたこと。
 これが私の中では1番古い記憶。

 私はその事をイーグレットに話した。
「その前は?」
 私は首を振った。
「そうかぁ――――」



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