秘密の約束。
第一章
「あいつを絶対殺してやる」

そう呟く睦月の手は拳が握られている。

強い眼差し、潤んだその瞳には激しい憎しみが感じられた。

握られた拳はいくあてもなく壁に叩きつけられた。


『あいつ』は俺の大切なものを奪った。







絶対殺してやる。
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