秘密の約束。
「彼女は何て言うの?」


ちょっとドキドキしている胸を押さえて

一番重要な彼女の名前を聞いた。


「山下紀香。なんか聞いたことある名前だよな」


そうだ。あの人はすごく美人でモデルをしているすごい人。

失礼かもしれないけど智子が叶う相手じゃない。

性格はすごくいいし、あたしもしゃべったことあるけど感じがいい人だった。

「あの…モデルの子だよ。美男美女でお似合いだよね…。
智子には申し訳ないけど…」



智子を応援したい気持ちはあるけど人生の中で叶わないことだっていっぱいある。


その内諦めるだろうと思った。





映画当日───

案の定、ひろしは彼女を連れてきた。
別に彼女を連れてきてはいけない、なんて言っていなかったから。
あたしは予想が見事にあたって
びっくりしていた。

お互い愛し合ってるんだろうと一目みてわかるほど。

智子は歯を食いしばってその2人の姿を

うらやましそうに見ていた。
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