アッファシナンテ

春川「いずれ分かる事です。
それなら、お嬢様と関わる前に
その事実をお伝えした方が
お嬢様が傷付かずに済みます。」

遼「そのせいであいつが
傷付くとは思わなかったのかよ?
デートに誘われて待ち合わせ場所に
待ち人が現れなかった時の
あいつの気持ち考えたのかよ?」

春川「例えお嬢様が傷付かれたとしても
その傷は浅いです。浅い傷は癒えるのも早い。
私の判断は間違ってなかったと思います。」

遼「悪いけど、俺はあんたの脅しに
屈するつもりはないから。
初めから知ってる。あいつが
大金持ちのお嬢様って事くらい。」

春川「崎本様はお嬢様に好意を
抱かれているのですか?」
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