アッファシナンテ

隼也「うん。花恋ちゃんが俺を
指名してくれれば俺はずっと
花恋ちゃんのそばにいる。」

花恋「指名って?」

私が尋ねてもその人は
答えてくれなかった。
崎本さんならきっと
教えて下さるのに。

隼也「とりあえず乾杯しよっか。」

花恋「ええ。」

隼也「花恋様より
ドンペリ頂きました!」

ホスト「ありがとうございます!」

その後も隼也さんは屈託のない笑顔を
浮かべながら私に話しかけてくれた。

崎本さんがいない間
隼也さんは私の事を
楽しませようとしてくれた。

でも、私はやっぱり崎本さんがいい。
話したい人はこの人ではない。
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