アッファシナンテ

遼「あんた、会社は?」

花恋「お休みをもらったの。」

遼「何でわざわざ月曜日なんだよ。」

花恋「あなたは昨日
お休みだったんでしょ?」

遼「そうだけど。」

花恋「だから今日にしたのよ。」

遼「何で?」

花恋「この間、あなたが疲れて
眠ってしまった時、反省したの。
朝方までお仕事されていた
崎本さんに無理をさせずに会う方法は
ないのかしらって考えていて
月曜日に会えばいいと思ったのよ。
前の日、あなたはお休みだから
ゆっくり眠ってから来られるでしょ?」

崎本さんは今まで見た事のない
表情をしていた。
もしかすると気を悪く
させてしまったのかもしれない。
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