アッファシナンテ

遼「明日この金を藤堂家の
お嬢様に渡して来て欲しい。」

隼也「何で俺が
行かなきゃならないんだよ。」

遼「あのお嬢様、お前に譲るよ。
もう2度と会わない。そう伝えて。」

分かっていると思う。
隼也もバカじゃないから。

あのお嬢様が客にならない事くらい
知ってると思う。
そして、俺のこの気持ちにも。
隼也は何も言わずに金を受け取った。
それが、隼也の返事だった。

準備は全て整った。
後は、さよならするだけだ。
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