アッファシナンテ

春川「お嬢様が幸せだと思える道なら
私はどこまででもついていきます。
ですから、1人になりたいだなんて
言わないで下さい。」

本当に私は1人になりたいのに
1人にさせてくれない春川の事が
ほんの少しだけ鬱陶しかった。

でも、この言葉は凄く心強かった。

花恋「ねぇ、春川。
あなたは一体、何者なの?」

春川「お嬢様の執事でございます。」

何かに深く傷付いた時
そばに誰かがいてくれるのは
心強い事なんだと知る。

今、私がこうして泣けるのは
ここに春川がいてくれるおかげなんだ。
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