アッファシナンテ

花恋「春川はどうして
執事になったの?」

春川「一言で言ってしまえば
うちの父も執事だったからです。
幼い頃に見た父の背中を私も
追いかけたいと思い執事になりました。」

花恋「そんな事であなたは
将来を決めてしまったの?
ああ、ごめんなさい。
あなたを蔑んでる訳では無いの。
お父様の背中を追って将来を
決めたあなたは素晴らしいと思うわ。
だけど、この家に来た時あなたはまだ
若かった。私とほとんど年齢も変わらない。
それであなたは本当によかったの?」

春川「執事になった理由は
それだけではございません。
幼い頃、私は父の仕事の都合で
何年かある屋敷に住まわせて
頂いておりました。その時に
出会ったお嬢様の執事になりたいと
思ったのが私が執事を
目指したキッカケです。」
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