アッファシナンテ

春川「お嬢様。少し寄り道
致しませんか?」

花恋「寄り道?」

春川「ええ。プレゼントして
頂いたお礼をさせて下さい。」

花恋「それじゃプレゼントの
意味がないじゃない。
今日は疲れてしまったの。
お礼はいらないから屋敷へ戻って。」

春川「かしこまりました。」

信号で止まる度に何度も何度も
助手席を見た。

お嬢様の優しさがこもったプレゼント。
また1つ、私の宝物が増えた。
< 22 / 540 >

この作品をシェア

pagetop