アッファシナンテ

遼「あんたには分かんないよな。
切り捨てられる側の人間の
気持ちなんて。
切り捨てられるのはいつだって
弱者なんだ。どれだけ時代が
良くなったって変わらない。」

花恋「切り捨てられる側?」

遼「家族から見捨てられ
学校からも見捨てられて
最後の最後に縋り付いた
社会にさえ見捨てられる。
その決断を下すのはいつも強者だ。
あんたは切り捨てる側の人間だよ。」

花恋「私はそんな人間じゃ
ありませんわ。」

遼「あんたが例え
そう思っていたとしても
本当にそうだとしても
あんたのバックにいる人間。
つまり、あんたのお父様は
今まで切り捨てて来たんだよ。
あんたに何が出来るんだよ。」
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