アッファシナンテ

春川「ライバルにその座を譲っても。」

遼「まさか、あんた...」

春川「ええ、そうです。
私は9歳の頃からお嬢様に
好意を抱き、お嬢様に仕えるために
執事になりました。
例え、お嬢様が別の方と恋仲に
なったとしても私は執事として
お嬢様のそばを離れない。
隣にいられるのなら形など
どうでも良いのです。
今までの方とは違い、あなたは
信用できるお方だと思い
あなたにお嬢様を託す事を決めたのに
簡単に手放すくらいなら初めから
お嬢様に近付かないで下さい。」

遼「何だよ、それ。」

春川「お嬢様が好意を抱いている人が
誰なのか、私には分かりません。
ただ1つだけよろしいですか?
私の目から見るとお嬢様は
崎本様に好意を抱いていると思います。」
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