アッファシナンテ

そんな偽物の世界が心地良くて
この場所こそが俺の居場所で...。

なのに、何でさっきの
気持ち悪い女の事が気になるのだろう。

店の中心で騒ぐ隼也の姿を見ながら
俺は、腹の底では笑っていた。

いくらお前が必死になったって
お前はNO.1になんてなれねぇよって。

だって、持ってる客が違うから。
隼也が持ってる客が中の上だとしたら
俺の持ってる客は上の上の人間
ばかりなのだから。
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