アッファシナンテ
花恋「崎本さんが一緒に
暮らそうと言ってくれたの。
きっとね、私はこの屋敷に
いる方が幸せよ。
でも、仕方のない事だわ。
私も同じ事を思ってしまったの。
だから、彼の家へ荷物を
運んでくれないかしら?」
春川「旦那様にはお話されたのですか?」
花恋「まだよ。」
春川「私は構いません。
お嬢様が崎本様と暮らしたいと
思われたのなら明日にでも
お荷物の方はお運び致します。
ですが、旦那様に何も伝えずに
そのような事をしてよろしいんですか?」
花恋「今度、お父様が
帰ってくるのは、いつ?」
春川「3ヶ月後ですが...」
花恋「その時に話すわ。
だから、すぐにでも手配して頂戴。」
春川「かしこまりました。」
これは全て、仕方のない事。
だって、今。
私と彼の気持ちは1つなのだから。