アッファシナンテ
余計な心配をかけたくないから。
嫌な思いをして欲しくないから。
花恋「困った事は何もないわ。
例え、あったとしても
私は崎本さんに助けを求めるわ。」
春川「いらない心配でしたね。
ご自宅までお送り致します。」
花恋「そうして頂戴。」
春川が何も変わらないのなら
変わってしまったのは私の方だ。
嬉しい事があった時
1番に話したい人が
春川ではなくなってしまった。
ただ、それだけの事なんだ。
春川「お嬢様、最後に1つだけ
よろしいですか?」
花恋「何?」
春川「お嬢様の帰る場所は
1つではございません。
私はあのお屋敷でいつでも
お嬢様の事をお待ちしております。
崎本様のおそばだけがお嬢様の
居場所だとは思わないで下さい。
...到着、致しましたよ。」
なのに、春川はどうして
こんな事を言うのだろう。
こんな事を言われてしまえば私は...