アッファシナンテ

この間、教わったはずなのに
私はどうしても思い付いた事を
言ってしまう。

命を預かるのだから
崎本さんの言う通り
まずは考える事が大切なのに。

ペットショップを出た私たちは
ショッピングへと出掛けた。
お互いの洋服を選び合い
レディースショップが苦手だと
言っていた崎本さんは
そんな風に思えないほど
ワクワクとした表情をしていた。

これからまたすれ違いの日々が
訪れるけど、でも大丈夫。
今日の事を思い出せば
私はまた頑張れる。

鍵を開け荷物を置き
リビングの扉を開けると
私の荷物がなくなっていた。
私の部屋の家具も何もかも。

花恋「崎本さん、これは
どうゆう事なの?」
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