アッファシナンテ
春川「さっきの言葉は
私が言うセリフです。
ずっとお嬢様が私の事を
好きになればいいのにと
そう思い続けてきました。」
花恋「嘘よ。」
春川「私は、お嬢様に仕えるため
執事になりました。」
花恋「あなたが言っていた
仕えたいお嬢様って
私の事...だったの?」
春川「ええ。そうです。
お嬢様は私の名前をご存知ですか?」
花恋「...春川の名前?」
春川「私の名前は春川 光です。」
少しだけ何かを考えたお嬢様は
小さな声で、あっ!と言った。
花恋「...もしかして...ひーくん?」
春川「ええ。」
花恋「...嘘。あの、ひーくんなの?」
春川「...お嬢様は私の初恋の人です。」
お嬢様が私の胸に飛び込み。
私はそれを両手で受け止め
ぎゅっと抱きしめた。