アッファシナンテ

ーガラガラ

執事が扉を開けると
そこには花恋がいた。

遼「...何で?」

花恋「こっちのセリフですわ!
あなたが亡くなったと聞いて私は
悲しかったのよ。
どうして言って下さらなかったの?
病気なら病気って...ちゃんと
言って下されば私は...」

遼「俺の事、心配しただろ?
あんたの事だから会社休んで
毎日この病院に入り浸るだろ?」

本当に参る。
この2人には迷惑かけられっ放しだ。

せっかく俺が譲ってやったのに
執事は約束を守らないし
花恋は相変わらず、鬱陶しいし。

結ばれたのなら何も
俺の心配などしなくていいのに。
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