アッファシナンテ

遼「俺の事も執事の事も
好きなのなら幸せになれるよ。
花恋は執事と幸せになれる。」

私は泣いた。悲しくて...。

永遠の別れみたいな事を言う
彼の姿を見るのが辛くて...。

だけど、彼は優しいから。
分かっていたの。

ワガママな私の気持ちも
分かっていて、いつも正直な
彼は私に嘘をついた。

もう好きじゃないなんて嘘をついた。

最後の最後で正直な彼の本音を聞けた。
それの事こそが大切なんだ。
このままでは彼に嘘をつかせたまま
彼と私は離れ離れになってしまう所だった。

花恋「私の望みを一つ
聞いてくれるかしら?」

遼「何?」
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