アッファシナンテ

でも、可愛いから許せる。
素直だから真っ直ぐだから仕方ない。

そもそも勝手に争っている
俺たちの事なんて花恋が
考える必要なんてない。

花恋「春川。」

春川「どうされました?」

花恋「ちょっと!
あなたはもう執事ではないのよ!」

春川「...ああ、そっか。何?」

花恋「今日は春川...ううん
ひーくんの部屋で寝てもいい?」

春川「え?」

花恋「何だか1人では寂しいの。
だから、一緒に眠りたい。」

春川「大胆だなぁ。
花恋がそんな風に誘う人だなんて
知らなかったよ。」

花恋「...ちょっと!変な想像しないでよ!
私はあなたのそばにいたくて、それで...」

春川「ちゃんと分かってるよ。
今の花恋の気持ち知ってる。
だから、いつでもおいで。
鍵は開けておくから。
寂しさを埋めにおいでよ。」

花恋は小さく頷いた。
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